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「変らないこと」と「変ったこと」

[2023.10.12]

鈴木先生の御勇退に伴い田村が湘南こころのクリニック院長に就任し、診療をはじめてから10日がたちました。

 

もともと湘南こころのクリニックに通院していた患者さんの約3分の1は来院されたかと思います。鈴木先生がお作りになったホームページが検索でも上位に表示され、このホームページをご覧になったかたはまだほとんどおらずさびしい限りですが、数少ない読者のためにも月に1~2度はブログ作成をめざしていきます。

 

今回は院長交代で変わらないことと変わったことについて書いてみます。

 

まず変わらないことです。

患者さんが第一に接する医療事務スタッフは皆さま継続して勤務しています。来院してスタッフの顔をまずみて、安心したかたも多いのではないでしょうか。看護師はお一人退職がありましたが二名継続して勤務しています。臨床心理士も継続して勤務しております。人が変らないことは、とても大きなことと思います。

当院のスタッフはみな5年以上勤務しており、教えていただくことも多く、継承して診療をしていくのにとても助かっています。

 

つぎに変わったことです。

診察室については色々な変化があります。「百聞は一見にしかず」であり、現在進行形でも変化があるのですが、10月12日現在での変化について記載をしていきます。診察は、机をはさんで向かい合う形にしました。この角度で話しをすることに、田村が慣れているための変更です。机をはさむと顔の距離も近くなるため、感染予防の観点からアクリル板を設置しましたので、椅子に座る際にお顔をぶつけないよう気をつけてください。診察室の椅子をひとつ、ゆったりしたものに変えましたので、従来の椅子と好みにあうほうをお選びください。椅子の後方にある荷物を置くかごが小さいサイズだったので、一般的なビジネスバッグがはいる荷物入れに変更しました。診察室は窓があかず換気がよくないため、感染予防の観点からウイルス対策に有効といわれている空気清浄機「Air dog」を設置しました。

院長は鈴木先生から田村に変わったわけですが、鈴木先生の意思を継ぎ患者さんのこころに寄り添っていくという根っこにある意思は「変わらない」ものです。しかしながら、まったく同じ診療になるかというとそうではありません。大多数のかたはそのまま継続がいいと思われるので当然そうしていますが、割合は少ないのですがこのままではないほうがいいと思われるかたにはその旨はお伝えしますし、処方内容や通院頻度などではごく一部のかたのご意向にそいかねることもでてきています。

どの分野であっても専門家のなかで意見の違いはあることで、医師のあいだでも意見が異なることは当然あります。意見の違いや方針の違いはあるのですが、今までの経験上「そのときに担当する医師がやるべきでないと考えていることを、今までやっていたからといってそのままにしていると、だいたい悪い結果につながる」のです。不思議なのですが、処方や対応など同じことをするのでも、そのことを「よくない」と考えている医師のもとでは悪い結果につながり、そうでない医師のもとではそんなに悪いことはおきないのです。そういった経験もあり、何でも「(私はよくないと内心思っているけど波風たてないために)今まで通りでよい」とはとてもいえませんし、受け入れられないこと、やるべきでないと考えていることはお伝えをさせていただいています。鈴木先生時代から湘南こころのクリニックに通院していたかたについてなるたけ継続して通院をいただけることを目指しているのですが、結果的に私の診療方針が受け入れられず他の医療機関へ通院することになっても、そのほうが患者さんの幸せにつながることと信じています。

 

もうひとつ変ったことですが、「医師が白衣を着なくなった」ことがあります。今までの心療内科クリニックでの勤務で、白衣を着ないことに慣れているため、白衣を来るとどうにも私自身が堅苦しくなってしまうための変更です。私の尊敬する先生で、ポケットモンスターのスクラブ(https://www.clasic.jp/lp/scc_pokemon/)を着て診察をされる先生もいらっしゃってリラックスする雰囲気を作るのに素敵だと思うのですが、まだ患者さんが私に慣れてくださっていないなかで着るには時期尚早と判断しています。当面は襟付きのワイシャツと、肌寒くなったらカーディガンやセーターを着用していく予定です。

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